ももたろうの中国ぶらり旅日記

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中国の気ままなぶらり旅日記です
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長沙市！！

2009-02-13-Fri

今回は長沙市のご紹介です　＼(＾∇＾ )

長沙（ちょうさ）市は湖南省にある地級市で湖南省の省都です
その歴史は古く、春秋戦国時代に楚の国に属し、それ以来2000年以上
の間存在し、中国史上の最も歴史のある都市となっています
（中国国家歴史文化名城にも認定されています）
長沙市の位置

その長い歴史も伊達ではなく、多くの文化の出発点となってきました
「中国初」を生み出す土地柄なのか、金属貨幣・鉄製品・絹絵・絹織り本・
毛筆・天文書・医学書・プリントの織物・医学診療所・印刷広告など、
ここ長沙で発明された物は沢山あるそうです
長沙市２

そして「長沙」といえば、忘れてならないのが２つあります
１つは『中華人民共和国の建国の父』といわれている「毛沢東」所縁の地です

毛沢東思想として知らる彼の共産主義思想は、海外、特にインド以東のアジアと
ラテンアメリカの共産主義者にも影響を与えました
内政では、政策の失敗や文化大革命のせいで、数千万とも言われる大多数の
死者を出してしまいましたが、「中華人民共和国を建国した貢献は大きい」として、
その影響力はいまでも根強く残っています

もうひとつは、三国志ファンならお馴染の関羽VS黄忠の一騎打ちが行われた地です

赤壁の戦い後、劉備が荊州南四郡を平定した時、韓玄の配下だった黄忠は
攻め込んだ関羽と相まみえますが、この時既に60歳近かったそうです
しかし弓に於いては並ぶ者無しと称され、武芸・腕力ともに常人を遙かに逸した黄忠は、
その高齢にも関わらず関羽と互角の戦いを2日間も演じます　＜三国志演義より＞
（結局決着は付かずですが、どっちが強かったんでしょうね？）

他にも、沢山の観光スポットがあります
一部だけになりますが、ご紹介していきます

＜湖南省博物館＞

市街中心付近にある烈士公園北側にあるこの博物館には、
馬王堆漢墓から発掘された前漢時代の物が保管されていて、
延べ床面積10,000平方メートル、所蔵品12万点を誇ります
必見なのは、前漢初期にあった長沙国の丞相の妻とされている
されたまったく腐敗していない夫人の遺体（ミイラ）だそうですが、
私としては、二枚の絹から作られている「素沙単衣」と呼ばれる
衣装も一見の価値があると思います
わずか100グラムにも満たない驚異的な軽さを誇り、
その理由は、野生の蚕の繭から取った絹で作ったからだそうです

＜馬王堆漢墓＞

先程の湖南省博物館に展示されている「馬王堆漢墓」のミイラや
副葬品が発掘されたところです
長沙市の東8キロの郊外にあり、高さ10ｍ・直径30ｍの馬鞍形の土丘で、
当初は五代の楚王「馬殷」の墓という事で、「馬王堆」と名付けられたのですが、
1971年に墓の入口が発見され、本当は長沙国の宰相「利蒼」の墓で
あることが判明しました

＜天心閣＞

市街にある天心公園にある天心閣は、高さ30メートルの城郭の上に建つ楼閣です
ここからは、長沙の街と湘江の流れを一望できます
太平天国の乱の際には、太平天国軍の西王・蕭朝貴の率いる部隊と
清朝の大軍による激戦の地となりました
（太平天国とは、1851～1864に「洪秀全」達による中国史上最大の農民反乱で
建てられた国家政権で、キリスト教信仰に基づき“拝上帝会”を組織、
広西で蜂起したのち北上して首都を南京に定め、“天京”と称しました）

＜韓玄墓＞
韓玄の墓