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== 遼寧省 ==

錦州市!!

今日は錦州市のご紹介です \(^∇^ )
錦州市
錦州市(きんしゅうし)は遼寧省に位置する地級市です
遼寧省といえば、大連や瀋陽がある省ですが、錦州市は
日本人等の外国人観光客に人気がありません
(一般の日本からの中国観光ルートに入っていない)
錦州市2

その理由としては、観光スポットの博物館等が、中国での内戦の背景等ばかりで、
我々外国人にとって理解し難い所が多いのが一番にあがると思います
逆に中国の人達にとっては、国の重大転機となった解放戦争の史実と、
解放軍の功績を克明に記録してある重要な施設・遺跡等が
北京の故宮等には及ばないとしても、十分に価値のある物だそうです

・遼瀋戦役記念館
遼瀋戦役記念館
先程出てきた解放戦争(林彪を指導者とする共産党軍が国民党軍に勝利して、
東北地区の解放へとつながった国共内戦)の記念館です
館内には、巨大な円筒の建物(周囲が約120m)の中に回廊があり、
まわりの壁画には錦州の街並が描いてあり、途中のスロープには
倒壊しかけた家や道路、田畑、戦闘する兵士の人形、実物の戦車等
を配し、爆撃・街の炎上等を実戦のように見せているジオラマ?は、
かなりの迫力です
遼瀋戦役記念館2
また、ここには戦争で使われた兵器等もあるのですが、
おかれている兵器(銃など)は旧日本軍物ばかりでした
それも日本にある展示のように、錆びがひどい物や木が腐っているような
展示物ではなく、鉄部は黒光りし木部はニスで光っていて、
何時でも撃てる状態に保存されているようにも見えました
遼瀋戦役記念館3
(三十年式歩兵銃・三八式歩兵銃・十一年式軽機関銃等)

・嘉福寺塔(かふくじとう)
嘉福寺塔
錦州市義県の県城の西南隅にある塔です
遼の開泰9年に建立され、何度も改修工事をされています
保存状態はかなりよいのですが、塔頂はありません
八角13層の磚塔で、高さ42.5m、塔身の各面に仏龕があり、
蓮座に坐す仏像が彫られています
※義県ですが、錦州市の北部に位置する農村部で、国家級貧困県に
  指定されていましたが、近年日本の援助により、井戸の掘削や
  上下水道の整備が行われています

・万佛堂石窟
万佛堂石窟
義県県城から北西に9kmにある凌河の北岸にあります
仏教石窟で北魏時代に開削されました
西区の6窟、東区の7窟および若干の小龕からなっており、
西区には北魏の太和23年(499)4月8日営州刺史元景造窟記皇帝の曽孫、
東区には景明3年5月9日尉喩契丹使韓貞造像記が残っています
この石窟は中国北方石窟造像芸術の宝庫であるといわれています

・崇興寺双塔
崇興寺双塔
北鎮県の県城の東北隅にあります
遼代の創建で、元・明・清代に改修を重ねているので、保存状態はよいです
二つの塔は43m隔てて東西に建っており、ともに八角13層の磚塔になっています
東塔は高さ44m、西塔は高さ43mあり、力士像等が彫られています

・奉国寺
奉国寺
義県の県城東街路の北にあるこの寺は、もとは咸煕寺といわれてました
大雄宝殿は遼の開泰9年の建立で、他にあまり例をみない遼代の平屋建てです
間口柱間9間(48.2m)、奥行柱間5間(25.1m)あり、殿内にある7体の仏像は
遼代の塑像です(後世で補修等されてはいますが)
この仏像にちなみ、七仏寺・大仏寺ともいわれています
奉国寺2

その他にも、大広済寺の遼塔や北鎮鼓楼の建造物や、
商周青銅器群、竜岡子遼代帝王陵墓群等の発掘跡(発掘品)、
天橋と呼ばれる海を渡る道等、観光スポットはあるのですが、
いまいち外国人への受けは・・・(><)
天橋

中国の歴史に興味のある方は、大連や瀋陽に行ったついでに
寄ってみるのもいいかも知れませんね、それではこの辺で

(⌒∇⌒)ノ""マタネー!!


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