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== 上海 ==

上海小旅行「崇明島」!!

今回も離島紹介で、第五弾「崇明島」です \(^▽^)
崇明島
崇明島は、長江の河口にある島で、長興島と横沙島をあわせて
上海市崇明県の管轄になります(崇明県は上海で唯一の県)
面積は約1225k㎡もあり、海南島に次ぐ2番目の島です
(中国政府が領有権を主張している台湾島を含めれば第3位ですけど)
また、この島は世界最大の『沖積島』でもあり、別称「長江門戸」や
「東海瀛洲」とも呼ばれています
(沖積島とは、最終氷期最盛期以降に堆積した地層の島の事)
崇明島地図

この島が歴史に登場したのは、唐武徳元年(西暦618年)頃に
やっと海面から姿を現し始めたと言われています
その後、長江から流れ出た土砂が積もっていき、今の崇明島になりました
そして、現在も崇明島は成長し続けています
また、海底の火山や隆起によって出来た島ではないので、
島は全体的に平らになっており(山・丘がない)、海抜も約90%が
標高3m~4mしかありません(西部は東部よりも少し高い)
平らな島です

第11次5カ年計画(2006-10年)の国家重大プロジェクトのひとつ
である『崇明三島総合開発計画』によれば、上海の地下鉄9号線が
長江を超えて崇明島に直通することが決定しています
また、このプロジェクトの要である「上海長江隧橋」はすでに
検査を終えて最終調整に入っており、今年中に開通予定です
この上海長江隧橋は、長江トンネルと長江大橋からなっており、
トンネル部は約9km、橋梁部分は約10.3kmになります
プロジェクトの完成によって、これまで不便だった崇明島の交通状況が
改善され、上海から他の都市への広がりがいっそう増すことになります
長江デルタ地域の経済一体化の進展にも繋がるそうです
長江大橋

この島の特色としては、先程述べたように山や丘のない平らな島で、
工業(工場)が少ない為、主な生産業は農業と漁業になります
また、島の東部には、ラムサール条約にも登録されている
「崇明東灘湿地(鳥類自然保護区)」がある事でも有名です
東灘湿地帯

※ラムサール条約とは、日本正式題名で「特に水鳥の生息地として
  国際的に重要な湿地に関する条約」で、この通称は、条約が
  作成された地であるイランの都市ラムサールからきています
  日本は、北海道~沖縄の内41カ所が登録されており、
  代表な物としては、阿寒湖や琵琶湖、秋吉台・屋久島等です



『崇明東灘鳥類自然保護区』
崇明東灘鳥類自然保護区
島の最東端一帯にある湿地帯です
世界有数の広大な湿地帯で、約100種、300万羽の水鳥たちが
この湿地帯で羽を休めるそうで、その数は世界の鳥生息総数の
1%を占めるというから驚きです (°д°;;) ナント!
運がよければ、鶴・梟・夜鷹・雉等、沢山の鳥達を見る事が出来、
シーズンには双眼鏡や望遠レンズを携えた野鳥ファンが集結します
また、川蟹釣りをして楽しむ事も出来ます
(川蟹釣は、竿要らず餌要らずで出来るので、財布に優しいですw)
保護区に入る時には、パスポートの提示など簡単な審査が
ありますが、入場料は無料です
崇明東灘鳥類自然保護区



『広福寺』
崇明広福寺
広福寺は広福講寺とも呼ばれ、崇明島の東部中興鎮の東側にあります
最初は清時代咸豊年間に汲浜鎮北に建てられており、「武聖殿」と
言う名でしたが、1921年に「了道大師」が「広福寺」と名を改めました
その後、1946年に南にある中興鎮(現在の位置)に移りました
小さなお寺でしたが、1989年に中国仏教協会会長の趙朴初氏が
崇明を視察し、広福寺に上海仏学院二部を開設する事になり、
その後も香港の「呉剣青」氏や山西の「岳兆礼」氏の資金援助
により、天王殿、大雄宝殿、玉仏殿、教学ビル、生活ビル、
涅槃堂、延生堂、往生堂等が建設されました
崇明広福寺
大雄宝殿には、工芸家の彫刻した一仏二弟子十六尊者及び、
海島観音等の仏像が祭ってあり、玉仏殿には一枚のミャンマー玉で
出来た身長4.8m、重量8トンの仏像があります
2005年には12万人を超える観光客(参拝客)が来ていて、
500万元にも及ぶ収入があったそうです
ですが、このお寺は入場料など無く、無料で拝観出来るので
よく500万元も・・・って思えますよねw



『陳海公路』
陳海公路
島の東西を結ぶ道路です
果てしなく真っ直ぐな道(地平線?)の両脇には並木が並び、
まるで北海道のようにも思えます
道路は東西に伸びる公路が2本あるだけなので、迷う心配も無く
車を持っている(運転できる)方にはお勧めかもw
渋滞とは無縁の田園風景の中を、アクセル前回で走る事が
出来ますが、湿地帯付近では水鳥が前を横切る事があるので
その点だけはくれぐれもご注意を!!



昂刺魚
その他にも島の繁華街で、島の人達が太鼓判を押す「昂刺魚」や
「金瓜絲」「蛋餃」「醤瓜肉絲」の名物料理を味わうのも楽しいです
(山羊肉料理も島の名物のひとつですが、旬は冬場だそうです)
開通すれば上海から電車でバスで(タクシーででも)行ける様に
なりますので、皆さんもぜひ一度訪れてみてください
(半日コース、日帰りコースでも十分行って帰れます)
それでは、今日もこの辺で
(^・ω・^)ノ またね~~♪

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