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== 雲南省 ==

麗江市!!(その3)

今日は麗江市その3になります(^ω^)/
麗江市
それでは、郊外の観光地のご紹介です

「玉龍雪山」(ぎょくりゅうせつざん)
玉龍雪山
麗江市に来たら(いや、来なくても付近まで来たら)
まず目に付くのがこの山でしょう
玉龍雪山は雲南省麗江市玉龍納西族自治県にあり、付近一帯は
玉龍雪山国家重点風景名勝区として世界遺産に登録され、
同時に麗江市玉龍雪山景区として中国最高レベル(5A級)の
国定公園に指定されている有名な観光地です
玉龍雪山
麗江市からは北15kmほどのところにあり、南北約35km、東西約13kmの公園区域内に
13の峰があり、最も高いのは『扇子陡』で、山頂は標高5596mもあります
未だ扇子陡の登頂に成功した者はなく、処女峰であるとともに、麗江一帯に住む
納西族の宗教である「東巴教」の聖地としてあがめられています
玉龍雪山公園は入場が有料なのですが、ここにある氷河公園までのロープウェイは、
下部駅の標高3356mから氷河公園駅の標高4,506mまで、標高差1,150mもあり、
全長2,968mとなっていて、これはロープウェイで到達できる標高としては、
ベネズエラのメリダ山脈のロープウェイの4,765mに次ぎ、
世界で2番目の高標高地点となっているので、乗ってみる価値ありです
ただし、一日4000人限定のようですので、行かれる時には早目が良いようです


「雲杉坪」(うんさんへい)
雲杉坪
杉雲坪は玉龍雪山の主峰扇子陡の中腹にある湿原で、海抜は3240mの位置にあります
トウヒの原生林の中に隠れた牧場のようでもあり、また遠くから見ると
玉龍雪山の下に敷かれた緑の絨毯のようにも見えます
雲杉坪とはナシ語で「玉龍山中の心中の地」という意味の言葉で、ナシ族の
神話伝説の中で「玉龍第三国」の若い男女がここで心中したとされています
今では違う少数民族の若者がここで民謡を歌い、民族舞踊を踊って
各地から来た観光客をもてなすばしょとなっています


「瀘沽湖」(ろここ)
瀘沽湖
瀘沽湖は寧蒗県と四川省の塩源県との境目にあり、
麗江県の街からは280kmと、かなり離れてはいます
海抜2700mのところにできた陥没湖で、面積は約50k㎡余りあり、
平均の水深は約40m、最も深いところは73mで、雲南省の湖の中で、
撫仙湖に次いで二番目の深さの湖です

湖全体は馬の蹄の形をしていて、南北に細長くなっており、
ここは僻地で交通の便が悪いため、環境破壊も少なく水もきれいです
朝日が射すと湖面は黄金色に染まり、日が昇ると緑色に変わる、
また夕日が西へ沈むとそこは一面墨を流したようになる様はとても綺麗です
湖の沿岸には村が点在し、畑には稲、とうもろこし、燕麦、蕎麦が交互に
植えられていて、瀘沽湖は高原の「魚と穀物の里」になっています

モソ人
この地方の人々はモソ人が主で、20世紀の中ごろまで一部のモソ人達は
「阿注」と呼ばれる結婚形態を維持していて、母系社会をつくっていました
この結婚形態は男性が女性のもとへ通う「通い婚」で、一人か二人の相手
(もっと多い場合もある)と「阿注」になるそうです
結ばれるのも自由だが、解消するのも簡単で、お互いの行き来がなくなれば
「阿注」の関係もおしまいとなり、この関係は長ければ数十年、
短かければ一日か二日の場合もあったそうです
家族は母方の親族で構成され、財産も母から娘へと受け継がれます
娘が家に残って母方の姓を名乗り、女性が一家の家長としての役割を担うそうです

※国から少数民族として認定されていないので
 モソ族ではなくモソ人と呼ばれているそうです


「石鼓鎮」(せきこちん)
石鼓鎮
石鼓鎮は「長江第一湾」の傍の丘の上にある町で、町の中に漢白玉(大理石の一種)
でできた鼓の形をした石碑があることからその名がつきました
石碑の直径は15m、厚さは0.7mもあり、現在麗江で発見されている石碑のうちで
もっとも古い年代のものの一つとなっています
石鼓鎮の背後には山があり、歴代の軍事家たちの戦略の要衝地で、
フビライが南征したときもここから川を渡ったそうです
学者たちの最新の研究によれば、長江第一湾一帯の金沙江河谷地区は
往年禹(大洪水を治めて夏王朝を開いた聖王)が治水を行った地方だとされています
石鼓鎮
石鼓鎮は古来よりチベットとの交易の重要な拠点で、チベットの人々は
三日に一度の割合でここへ集まり、持ち込んだ毛皮や漢方薬材を売って
茶葉、塩、布などの日用品を買って帰っていたそうです


「白沙古鎮」(はくさこちん)
白沙古鎮
白沙古鎮は麗江県の街から北へ約8km、北は玉龍雪山、南は龍泉、
西は柴山に面し、麗江で最も古い集落の一つです
ナシ族が麗江壩へやってきて最初に村をつくったのがここで、
麗江の土司(地方の支配者)木氏の起源でもあります
木氏の家族はここで街づくりの経験を積んだそうです

唐代、南詔王が玉龍雪山を五岳の一つ「北岳」になぞらえていた頃、
木氏の先祖(当時麗江王だった)はここに白沙街と北岳廟を造りました
宋、元の時代には麗江の政治、文化、交易の中心地として栄え、
明代の初年に木氏の家族は大研鎮へ移ったと記録されています


「玉峰寺」(ぎょくほうじ)
玉峰寺
麗江の五大ラマ教(チベット仏教)寺院の一つで、白沙にあります
清代に建立され、その建築様式は漢民族、ペー族、チベット族の
様式をあわせ持つ建物になっています
境内にはツバキ、イチョウ、トウオガタマ、トキワレンゲなどの
古木があり、中でも「万朶花茶」と呼ばれるツバキは有名で、
「環球第一樹(世界で一番の木)」「雲嶺第一枝(雲麗山脈で一番の枝)」
といわれ、中国内外にもその名が知られています
万朶花茶
このツバキは「獅子頭」と「早桃紅」という二つの品種が接木されて
一本の木になっていて、幹の直径は34cm、高さは2mほどだが、
樹冠の面積は56㎡にもなります
明の成化年間に植えられ、樹齢は500年近く、毎年2・3万もの花を
つけることから万朶花茶」の名がつきました


「束河」(そくが)
束河
束河は麗江の北8kmにある古く静かな村で、龍泉村とも呼ばれています
この集落は明代には雲南北西地域ですでに重要な位置を占め、
南から北へ向かう商人たちはここで交易を行っていました
束河では「大研古城(麗江古城)の縮図」を見ることができ、
束河の中心にある広場には市が立ち、青い石畳が敷かれた道や
広場の周りに規則正しく並んだ店舗、その店舗の入り口に並べられた
工芸品など、麗江の四方街とよく似ています
ただ、麗江ほど賑やかさはありません
束河
この村は政治的要素を極限まで簡素化し、商業に力を入れており、
ここは有名な皮職人の村で、「束河の皮職人は錐一本で国中を渡り歩く」と
いわれるほど、多くの住民は皮の加工やその他の手工業で生計を立てています
束河の民家は不規則に並んでいて面白く、これらの民家は麗江古城の
レンガの壁とは違い、すべて石の壁で作られています
中にはここに家を借りてリフォームし、観光客相手の店舗にしようとする
人もいますが、全体的にはまだ昔ながらのたたずまいを残していて、
本物の古い建築物をカメラに収めることができます


それでは、ご紹介もここまでです
(^・ω・^)ノまた来週~♪

麗江美女




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== Comment ==

シーサンパンナは一度行きたいところです
■ももたろう様。
お早うございます。
私は昆明だけしか知りませんが、
雲南はシーサンパンナなど以前から行きたいと
思っているところです。
今年など、いい時期に行きたいと思います。
いつも楽しい記事を有難うございます。
コメントを置かなくても、ほぼ毎日読んでいます。
では、また。
No title
(*^・ェ・)ノ コンチャ♪
束河の古い建物 素敵ですね!
下の写真 映画「カンフーハッスル」かとおもいました o(^▽^)o

・・・っと・・
ご無事でね~~ですよぉww ^^;
( *~∇~)_θお薬です お大事に♪
anego-!様
コメント感謝です!
古い物を大切に使う文化でございます!
何か哀愁が漂って来ますよね!
sohya 様
何時もご訪問&コメント有難うございます!
今年、行かれるんですか?いいですよ!万博もあるし街が綺麗に
整備されていってますから!まぁ 田舎は変わりませんが。。。。。。。!
No title
こんにちは
中国は少数民族の多いところですがモソ人などが存在していることさえ知りませんでした。玉龍雪山の写真を見ていると行ってみたいという気になってきます。
こんにちは。
体調、いかがでしょうか?
無理せず体を休めて、体調を整えて下さいね。

記事に関係のないコメントですみません。
ウイット様
コメント&お気使い有難うございます!
堪らず本位では無い近くのマッサージ店にて
施術して貰いましたが、やっぱり力任せの所
でしたが随分楽になりました!
ごーさん様
コメント有難うございます!
そうでしょう!それと、少数民族は迫害されているイメージ
ですが、逆に手厚く色んな面で優遇されているのを知ってました?
私も妻が本当はご両親を含め漢族なのにモンゴル族で登録しているのが
不思議だったのですが、政府に対して許可等、手当てにしても厚遇されて
いるらしくそうしたみたいです!





        
 

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